うちの子繊細さん? HSCについて勉強してみた

子育てをしていると、色々な苦労がありますよね〜。

うちにもちび怪獣が2人居るので、毎日てんやわんや。

何でこんなにわがままなのか…。

何でこんなに泣き続けるのか…。

何でこんなにこだわりが強いんだ!?

みたいな状況で楽しいながらも大変な日々を過ごしています。

そんな日々を過ごす中で、ある日妻から教えて貰った言葉がタイトルにあるHSCです。

もしかしたらうちの子HSCじゃないか?と思った時期もあったので、HSCについて勉強してみた事をまとめてみます。

色々勉強した結果、多分うちの子はHSCだなと思って接しています。

うちの子は他の子と少し違う?HSCなのかな?と思って子育てをしている方にご覧になって頂きたいなと思います。

  • HSC/HSPって何?
  • HSCは病気なの?
  • HSSっていうのもあるらしい…
  • HSCへの対応はどうしたら良い?
  • まとめ

HSC/HSPって何?

HSCはHighly Sensitive Childの略で、そのままの訳通りで、とても繊細な子供という事です。

一方、HSPは?と言うとHighly Sensitive Personの略で、とても繊細な人。

HSCとHSPは、子供か大人かの違いしかないようです。

繊細、敏感という個性は大人になっても変わらないようなので、HSCは成長してHSPになるという感じですかね。

とても繊細という言葉がかなりザクっとしている言葉ですが、HSCには必ず以下の4つの面が存在するようです。

必ずなので、一つでも当てはまらなければHSC、またはHSPではないという事ですね。

  1. D(Depth of processing:深く考える)
    石橋を叩いて渡る気質、多くの可能性を慎重に考え込んで行動するのに時間がかかる。
  2. O(Overstimulation:過剰に刺激を受け取る)
    暑さ寒さ、大きな音や、服がチクチクする等の刺激、痛みに敏感。
  3. E(Empathy & Emotional:共感力が高い)
    人の心を読むことに長けている。周囲の人が怒られていても自分が怒られているように感じる。
  4. S(Subtlety:鋭い感覚を持つ)
    人や周囲の環境の微妙な変化に気付きやすい。

その他、面白いなと思ったのは薬が効きやすいなんていう面もあるみたいです。

後、絶対ではないようですが、赤ちゃんの時他の子に比べてよく泣く、夜眠らない、すぐに目を覚ますというのも特徴としてあるみたいですよ。

HSCは発達障害?

結論、HSCは所謂病気(不安症や神経症)の類ではありません

アメリカの心理学者の方が提唱している概念で、「人の気質を表す物であり、「病気」や「疾患」、「障害」とは異なる物だそうです。

病気や障害ではない、なので当然「治す」「治療する」ものではなく、「個性」として捉える物だと言われています。

ただ、感覚の敏感さなど見た目上は発達障害と似ている項目もあるそうなので、そこはプロ(医師)の診断が必要なところでしょうね。

ちなみにHSCは5人に1人もいるんだとか。

幼稚園、保育園でクラスに子供が20人居れば4人はHSCな訳ですね。

多いと捉えるか、少ないと捉えるか、人それぞれだとは思いますが、僕は多いんだな!と思いました。

HSSっていうのもあるらしい…

はい、また新たな略語が出ました。

今度はなんだよというところかと思いますが、HSSはHigh Sensation Seekingの略で、

刺激追求型、刺激を好む・求めるタイプという事です。

先ほどのDOESで言う深く考えるという物を見ると、HSCは内向的な子かなと思ってしまいますが、(僕は思いました)必ずしもそうではなく、HSCの中で3割は外交的なのだそうです。

HSCの中で、HSS気質を持つ子と、そうではない子がいる。

これはHSCではない子供達でも一緒だそうです。

なので、色々性格の違いはある事は置いておいても、世の中には4タイプの人間がいるという事です。

  1. 刺激を好まないタイプのHSC
  2. 刺激を好むタイプのHSC(HSS)
  3. HSCではなく刺激を好まないタイプ
  4. HSCではなく刺激を好むタイプ

敏感で繊細なところがあるけど、この子はどんどん色んな所に顔を突っ込んでいくし、HSCではないのかな…?

という訳ではないって事ですね。

HSCへの対応はどうしたら良い?

ずらずら特徴を書いてきましたが、大事なのは理解した上でじゃあどうすりゃいいのよですよね?

言うは易く行うは難しだと思いますが、こんな事が大事なようです。

これが全てではないでしょうが、すぐに出来そうな物を書きます。

  • 強い口調ではなく優しく注意する
  • 良い所、出来た所だけではなく失敗した事も褒めてあげる
  • 抱きしめる、甘えさせてあげる
  • 子供の思いに共感する・信じる

HSCの子は敏感に物事を感じ取るので、親からしたら些細に感じるような否定の言葉を全否定された!と感じるようです。

なので、強い口調で怒鳴りつけるなんていうのは厳禁!(気をつけようと思いますねえ…。)

また、さっき書いたDOESのESにかかるのかなと思いますが、親の気持ちを察して望む事をするという事もあるようです。

良い点、出来た点を褒めるのは親としてとても普通の事だと思いますが、HSCの子にそれを続けるとどんどん良い子になろうとしていってしまうようです。

親としては、良いじゃん!と思ってしまいそうですが、自分を押し殺して良い子であろうとし続けて行ってしまうようなので、その抑圧によって大人になってから苦しい思いをする事もあるようです。

という事で、失敗したことも褒めてあげる事で、自己肯定感が高まるということのようです。

良い子で居続けなくても良いんだ☆というところでしょうか。

抱きしめるという点に関しては、やはり子供を安心させるために必要だと子育てをしていても感じます。

様々な小児科の先生のブログ等でも、抱きしめる事が大事だと書いてあります。

敏感さん、繊細さんで大きな音や光、服のチクチクが嫌だと書きましたが、その手の事で子供が嫌がるのを否定しないで信じてあげる、共感するという事が非常に大事なようです。

うちの子も光に弱くて、ドラキュラかい君は!なんて寒いツッコミを入れてる僕ですが、それじゃダメだという事ですね…。

その子が嫌と言ってるなら嫌、怖いと言ったら怖い、それを信じるという事です。

疑惑の目を、言葉を向けたら先ほど書いたように、そういう事を言ったらダメなんだ…と自分の気持ちを言わなくなってしまうということもあるようです。

勉強して、書いてて思いますが本当に気をつけよう…と思うことだらけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?少しはお役に立てる情報はありましたか?

素人ではありますが、今回の記事に際して色々勉強した事を記載してみました。

HSCの子育てって大変だな…という感想を抱いた方もいるかもしれないですね。

実際5人に1人の特性という事で、他の4人と同じ様にしてはいけない事は多くあるのだと思います。

子育てをして居る自分からすると、僕が書いた事だけでも全部意識して実行に移すのは大変だと思いますし、これで全部であるはずもなくまだまだ理解しないといけない点もあるのだと思います。

ただ、書籍やブログ、インターネットのサイトを見渡していても、HSC/HSPの子が向いて居る職業、みたいな事を書いて居るところがたくさんあって、見てるとすごくワクワクする気持ちになるので是非見て欲しいと思います。

冒頭に書いた通り、多分うちの子HSCだなって思ってますが、この子の将来はどうなるのだろう??とそういうのを見ながら勝手に楽しい妄想を繰り広げています。笑

そして、あくまで「個性」であり障害でも病気でもなんでもない訳で、HSCだって普通の子な訳です。

そこはしっかりと認識したいなと思いました。

参考図書・リンク:
「HSCの子育てハッピーアドバイス/明橋大二著」(1万年堂出版)
The Highly Sensitive Person
【医師監修】HSP・繊細な人に向く仕事とは?適職を見つける3つのヒント

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